2012年10月17日水曜日

温暖化の絶対指標


理想気体大気 位置エネルギー密度の最大値

位置エネルギー密度は

U(Z)=((mRPZ)/TZ))gZ

でしたので
  =(mgR)(ZPZ)/T(Z)
とします。
gは高さにより若干変化しますが、面倒ですので変わらないとして計算します。

気圧は
PZ)=P0EXP-∫(mg/RT(z))dz
EXPの方の積分範囲は0からZです。
PZ/Z=-(mg/RTZ))PZ
になることを利用します。

U(Z)/dZ(mgR)
PZ)/TZ
           -ZmgRTZ))PZ)/T(Z)
           -(ZPZ)/TZ)(dTZ)/dZ
            }
      =(mgRTZ)PZ
             1
            -ZmgRTZ))
            -(ZT(Z))(dTZ)/dZ
             }

1-ZmgRTZ))-(ZT(Z))(dTZ)/dZ)=0  (A

となるTZが決まれば位置エネルギー密度の最大値Umaxが決まります。
TZ)/dZは乾燥断熱減率ですから-mgCpです。
A)は
TZ)-ZmgR)+ZmgCp)=0
CpRTZ)=ZmgCpR)=ZmgCv
Z=(CpCv)(RmgTZ

T(Z)は乾燥断熱減率より
TZ)=T0-(mgCpZ
です。

Z=(CpCv)(Rmg)(T0-(mgCpZ
 =(CpCv)(RmgT0-(RCvZ
1+(RCv))Z=(CpCv)(RmgT0
CpCvZ=(CpCv)(RmgT0

Uの極値、Umaxとなる高さZmax

Zmax=(RmgT0       (A-1

また、Umaxとなる温度Tmax
TmaxT0-(mgCp)(RmgT0
   =(1-(RCp))T0
マイヤーの関係式(この後も繰り返し使います)CpCvRから 

Tmax  =(CvCpT0      (A-2

U
U(Z)=((mgRPZ)/TZ))Z
ですから(A-1)(A-2)から
Umax=((mgRPZmax)/TmaxZmax
 =((mgRPZmax)/((CvCpT0))(RmgT0
 =(CpCvPZmax
=CpCvP0 exp-∫(mgRT)dZ
積分範囲はZ0からZmaxまで、乾燥断熱減率
T/dZ=-(mgCp
により変数をTに変換
積分範囲はT0からTmax
=(CpCvP0 exp∫(mgRT)(Cpmg)dT
=(CpCvP0 exp∫(CpRT)dT
両辺の対数をとり右辺のTを積分すると

lnUmaxln(Cp/Cv)lnP0+CpR(ln(Cv/Cp)T0lnT0)
        = ln(Cp/Cv)ln P0+CpRln(Cv/Cp)
        = ln(Cp/Cv)(1-(CpR)ln P0
    =-(CvRln(Cp/Cv)  ln P0

   Umax =P0CpCv-(CvRP075‐5/2 0.431201P0

Umaxの高さが高くなれば温暖化していることになります。

またP0、すなわち大気の量を増減させれば、温暖化や寒冷化が可能だと言うことだと思います。

太古の地球が温暖だったのは、現在より地上気圧が高かったためと考えてよさそうです。

温室効果には物理的根拠はありません。
温室効果では、何もわかりません。



上のグラフは南極昭和基地の高層観測データにより作成しました。
00Zは日本の午前9時、南極昭和基地では午前3時にあたります。
位置密度は乾燥空気の分圧から計算しました。
位置密度の最大値が対流圏と成層圏を分けています。
位置密度の高さは対流圏の厚さでもある訳です。
赤いプロット部分はほぼ位置密度とエンタルピー密度が同じになるエリアです。
南極大気のエネルギー密度を調べていますが、少し時間がかかりそうです。